人生を決める正しい「決断」方法

今日は何かを食べましたか?もし、何かを食べていたとしたら「なぜソレ」に決定したのでしょうか?

意識的に食べ物を決定しましたか?それとも無意識でしょうか?

意識的に食べたとしたらどんな理由でソレに決定したのでしょうか?

私たちは毎日6万回以上、何らかの決断をしていると言われています。そしてその決断で人生が決まります。今の決断で今日や明日や未来が決まります。

今日は『正しい決断をする方法』についてお話しします。

私たちトップの決断は重いです。トップが決断を間違えると利益が減るのは当たり前ですが、場合によっては関係者全員を路頭に迷わせます。トップの決断は、他の人よりも重いのです。

多くの人を幸せにしたり、逆に狂わせることができるので重い責任がかかっています。その認識がない人は、リーダーになる資格もリーダーの恩恵をうける資格もないと思っています。

そのため、なるべく正しい決断をしなければいけません。完璧な決断なんて存在しませんが、できる限り、ビジョンやゴールにマッチした決断をする必要があります。

しかし...

リーダーであればあるほど、

  • トラブルが多い
  • 人付き合いが多く考える時間がない
  • 情報量が多くて混乱する

このように、正しい決断がしにくい環境にいます。

平均的に、人は1日に6万回の決断をしていると言われています。

朝から…

  • 今日は青色の靴下にしようか?
  • それとも黒色の靴下にしようか?
  • 目玉焼きにしようか?
  • それともスクランブルエッグにしようか?

意識することはあまりないと思いますが、物凄い回数の『決断』をしています。

その都度、

よし今回はポジティブに考えよう

とか

今回はネガティブに考えよう

などと、いちいち止まってるわけにはいきません。私たちはほぼ『無意識』で決断をしています。

仮に決断の度に、毎回思考を3秒止めたとします。

3秒×6万回=18万秒

かかる計算になります。

1日は86,400秒ですので(60秒×60分×24時間)毎回「よしポジティブな決断をしよう」と考えていたら約2日間かかってしまいます。

つまり『いちいち』止まって考えている暇はなく、無意識で決断をする以外に方法はないのです。『無意識で正しい決断ができる』状態にならないといけないのです。

日本語とは良くできているもので

  • 決める
  • 断つ

と書いて『決断』と呼びます。

何かを決めるということは、何かを断つ、捨てることになります。

ポイントは、得られるものだけではなく「何を捨てるのか?」を決めることです。

  • 「経費削減」
  • 「売上アップ」

はできますが、時間は限られていますのでアップも削減もできません。

平等に24時間しかありませんので「ゴールに関係ないものを捨てる」ことが大切になります。

PDCAを回したどんなに経験値が高い人でも必ず間違った決断をします。人間なので仕方がありません。しかし、これからは決断はコンピューターが行います。

コンピューターの一番すごい所は、ビッグデータを処理できることだと個人的には思っています。8500万人も死者の出た世界大戦時の最新のコンピューターは、今のiPhoneよりも性能が劣っています。

しかしコンピューターはムーアの法則がよく例に出ますが、物凄い勢いで進化しています。

※ムーアの法則とは半導体の話ですが「半導体の集積率は18か月で2倍になる」1965年にムーア氏が唱えた理論です。

そして世界中のあらゆるデータを吸収して管理しています。たとえばiPhoneのアプリにヘルスケアというものがあります。これは私たちが一日に何歩歩いたとか、どれくらい運動しているとか、『勝手』にデータを吸い上げています。

恐ろしいのは、

  • iPhoneを買った時から勝手に入っている
  • アプリを削除することができない

アップル社が勝手に私たちの健康データを吸い上げています。

グーグルで何かを検索するとGメールなどと連動させて、

「こういう職業の人はこういうワードで検索する」

とか

「こういう単語を使う人はこんな悪いことをしている」

とか、すべてデータが吸い上げられています。

怖いと思うかもしれませんが、これは便利の代償です。こういうビッグデータが蓄積されると私たちはパターン化されます。百人百様といいますが、私たち人間なんてある程度はパターンが決まっています。

ビッグデータはこの世から天才を殺します。PDCA経験の豊かな天才が作ったパターンをコンピュータで分析すれば「ボタン1つで天才と同じ決断」を下すことができるようになります。

もう近い将来、天才はコンピューターにその座を奪われる可能性があります。囲碁やチェスの世界では有名ですが、投資の世界でもすでに人工知能が荒稼ぎを始めています。

こういう話を聞いて

  • 「道徳的じゃない」
  • 「神への冒涜だ」

と騒ぐ人がいますが、騒いでも仕方がないです。気持ちはわかりますが、私たちが考えるべきことは「訪れる未来を利用する」ことだけです。流れに逆らうのではなく、流れに乗ってビューンと一気に飛躍することです。

  • ビッグデータに分析されたらどんな時代が待っているのか?
  • どんな社会になるのか?
  • その時代で勝つには何をすれば良いのか?

未来に逆らうのではなく、訪れるべき未来を利用すれば良いと思います。

「ロボットが仕事を奪ったら働き口がなくなります!」

という意見もあると思いますが、資本主義は効率を求めますので騒いでも仕方がありません。

当然、ロボットが仕事をすると良いこともあります。人件費がかからないので商品やサービスが低単価で提供できるようになります。

そのため、これからは、

  • 休みが増える(週休4日くらい)
  • 生活用品はタダ同然になる

こんな時代が来ると思います。

もしかしたら、ロボットの活躍で、今以上に「人間らしい」生活ができるようになるかもしれません。道徳や常識なんて簡単に変わるので、そこで騒ぐより、来るべき未来を利用した方が得だと思います。

ただ、コンピューターが全てを決断する時代が来るまではまだ時間がかかります。コンピューターの進化に対して人間の進化の方が遅いので当然ながら反対運動も生まれます。

だいぶ話がそれましたが、「正しい決断をする方法」をお話します。それは、自分のパターンを知ることです。

過去を振り返って見て下さい。

  • うまくいった時期と
  • うまくいかなかった時期が
  • あると思います。

例えば、私は最初のテストをしないで「いけそう」だというフィーリングだけでスタートしたら失敗します。逆に、最初のテストをして数字で「いけそう」だと判断してからスタートしたらかなり高い確率で成功しています。

私たち人間も優秀なので、体がパターンを覚えています。ですので、私は必ず最初にテストをして「いけそう」と思ったら「GO!」というルールを持っています。

もう1つは、「良い決断ができる空間を見つける」ことです

私が重要な決断をする時は

  • 携帯電話をオフ
  • 一人になる
  • 仕事部屋にこもる
  • パソコンは一度閉じる

と決めています。

そうすると、リラックスできて、かつ心の声が聞こえてきます。自分の心の声に従った決断は、たとえ、損失などがあったとしても気持ちが良いですし納得できます。そして、大抵この空間で決断したことはうまくいきます。

これは私のパターンなので、あなたに当てはまるかわかりませんが、ぜひあなたも「良い決断をできる空間」を見つけてみて下さい。

これから先、ロボットは正しい決断してくれるかもしれませんが、私たち人間にしか『納得できる決断』はできないと思っています。

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