価値の正体を知る=ビジネスで成功
プロダクトローンチという手法を知っていますか?情報ビジネスの世界を知っている人は「プロダクトローンチで○億円!」という話をよく聞くと思います。
「ちょっと盛ってるんじゃない?」と思うかもしれませんが、多少は盛っている人もいますが本当の話です。
名もない若者がわずか数週間のローンチで何億円の売上げをあげる
...恐ろしいことですが実際の話です。今でもローンチの手法が改良されて、更に効率よく、大金を稼げる人が続出しています。
これが良いのか?悪いのか?と言えば、よくわかりません。ただ時代や社会が求めているから数字になります。いくら感情を揺さぶろうと、多くの人が「必要性」を感じていなければ数字が出る事はありません。
私もローンチについて詳しいですが、そこで商品を買っていくお客さんを見ていて感じることは、ローンチで感情を揺さぶられる事を楽しんでいるようにも見えますし、大金を使うことで他のストレス(家族や会社のストレスなど)を解消しようとしたりしているようにも見えます。
詐欺の定義は難しいですが、最近では明らかに、意図的に詐欺ローンチをする人も出てきました。彼らと話したこともあるのですが「どうせ客は数ヶ月もしたら忘れるでしょ?」と言っていました。
つまり「詐欺だ!」とその場では怒り狂っても、しばらくしたら忘れるので問題ない、という意味です。ひどい話です。が、実際にその通りです。
怒りなどの感情は長く続くものではなく、結局は、騙された方が疲れて諦め始め、そして最後は忘れていきます。世界中で戦争などの惨事が繰り返されるのも、ダイエットの通販商品が売れ続けるのも同じ原理です。
このメルマガの冒頭で「会社の目的は利益を出すこと」とお伝えしました。これは会社を経営する以上、絶対に忘れてはならない原理原則です。
ただし、「儲かれば何でも良いよね」と言っている訳ではありません。儲けとは、結果です。世の中に『価値』を生み出した結果が儲けです。価値の代価が、利益なのです。
というと、「え~?でも詐欺師たちは価値を生み出してないのに儲かっているじゃないですか?」と言う意見もあると思いますが、詐欺師は「刺激」という価値を与えています。だから『一時的』には儲かります。
多くの人は「人生は退屈」と思っているので刺激を求めています。現実がつまらないので逃避したいと思っています。夢を見たいと思っていますし、自分に可能性があると信じたいと思っています。
ですので「刺激」という価値は思っている以上に高いものなのです。
詐欺師がやっていることは、本質的にはジェットコースターなどの絶叫マシーンと変わらないと思います。夢を見させるディズニーランドとも同じとも言えるかもしれません。
しかし、やはり詐欺師は『一時的』にしか儲かりません。『人として正しいこと』をやってないといつかは潰れます。
私も昔をグレていましたので、詐欺師になってしまった知り合いもいます。ですので、詐欺師の心理はわかるつもりなのですが、詐欺師たちは常にビクビク暮らしています。仮にお金をもっていても心の底から幸せを感じることができません。
また詐欺師は、他の詐欺師によく騙されます。何人かグループを組んで詐欺で儲けても、儲けを出した戦友が詐欺師なので戦友同士で騙しあいます。
ここが健全なビジネスとの大きな違いで、ビジネスの戦友は一生の心の友になりますが、詐欺師にとっての戦友は敵なのです。悲しいですよね。
やはり健全に価値を生み出さないと継続的な儲けと、本当の幸せは手に入らないと思います。
「小細工は長期的には通用しない」
今日死ぬなら良いかもしれませんが、これから長い人生があるのに目先のお金に釣られたら勿体ないです。
「人として正しいかどうか?」
世界的企業を作り上げた京セラの稲盛さんがこれを基準にしていると言っていましたが、私もここを基準にしています。
ただ、何度もいいますが、詐欺師から学ぶことは、例え一時的であれ『価値』を生み出せばお金になるという事です。
価値とは何なのか?と言えば、何らかの結果であり、何らかの感情でもあります。
ビジネスの世界でも「付加価値をつけろ」などと言いますが、では、付加価値とは何?と言われると「・・・」と答えに窮すると思います。
『価値の正体を知る=ビジネスで成功』
だと思っています。
価値についてはまた詳しく書きますが、「詐欺師は刺激という価値を与えるので一時的には儲かる」という事実は受け止めておいて下さい。