安泰な会社を作る「顧客志向」
今回はとても大事な話をします。これまでも大事な話をしてきたのですが、今日は『特』に大事な話です。
「儲けを出すために一番大事な事は?」と聞かれたら、私は間髪いれず「顧客志向になること」と答えます。
「顧客志向」とか言われても「うるせーな、わかってるよ」と思うかもしれませんが、恐らく、というかほぼ100%の確率で本当の意味を理解して実行できている人は皆無だと思います。
基本的に知識とは、「それ俺(私)知っているよ」と思った時点で終わりです。成長はそこでストップします。というか『本物』の顧客志向が理解できていれば、あなたは今ビジネスで悩む事は120%ありません。お金が溢れて仕方ない状態になっています。
顧客志向の『スキル』さえマスターすれば、会社もあなたも永遠に安泰です。逆にコレを忘れた会社は倒産していきます。
では、本物の顧客志向とは何か?お話していきます。
顧客志向には、
- コピーライティング
- マーケティング
- ニッチ
- アイデア
- バックエンド
- コンセプト
など、すべて含まれています。つまり全ての『土台』です。「顧客志向」の一言にビジネスのすべてが詰まっています。
ちなみに、今あなたは何のスマホを使っていますか?恐らく、かなり高い確率でiPhoneだと思います。なぜソニーやパナソニックではなく、そしてアンドロイドでもなくアップル社のiOSのiPhoneを多くの人が使っているのか?なぜ日本製を使わないのか?
単純に、アップル社が顧客志向だったからです。私たちはアップルの顧客志向に導かれてiPhoneを使っています。
ちなみに、スマホ市場はiPhoneよりもマイクロソフトやグーグルが先にスマホを出しています。本来なら「先行者利益」をとれるはずが、なぜかアップルが勝っています。これから先はわかりませんが、このメールを書いている現時点ではiPhoneが勝っています。
アップル社は誰よりも顧客志向です。他のスマホは必要ない機能が多いのですが、iPhoneだけはほぼ全ての機能が役に立ちます。私たち顧客の痒いところにまで手が届いています。
昔は世界的にすごかったパナソニックやソニーはどうしたのでしょうか?彼らもスマホを出していますがあまりシェアをとれていません。
なぜか?
彼らは顧客志向の反対語である「技術志向」に陥っています。同じOSがアンドロイドでも韓国の企業などに勝てません。ソニーやパナソニックは『どこ』を見ているか?私たち(顧客)ではなくライバル(技術)を見ています。ライバルよりも良い技術を投入しようと努力しています。
「ライバルと競うのは良いことでは?」という意見もあると思いますが、あくまでそこには「必要性」がないといけません。
「多くのユーザーが必要性を感じている技術」であれば、それは売れます。が、現在の日本企業のほとんどは、ライバルの技術ばかりを追いかけ、私たちユーザーにとって必要ない機能ばかりつけています。
知り合いが日本製のスマホを持っていましたが「必要ないボタンばっかりだな」と思ってしまいました。使いづらかったですしそのせいで起動などが遅いです。
...
『顧客志向』
「大切なのはわかっているけど、できない」そんな大事なスキルの1つです。
私のことを良く知っている人は、私が必要以上に『アンケート』をとっているのを知っていると思います。また、私から良く質問されることに気づいていると思います。
- 悩みは何か?
- 目標は何か?
- 他に何の商品を買っているか?
などを、ひたすら聞いています。徹底して顧客志向になり、アンケートをとりまくり、ニーズ(必要性)を吸い上げています。
だから...私はビジネスを外しません。憶測でビジネスをやっているのではなく「それ必要です!」と言われるもの『だけ』を作るので絶対に成功するのです。
簡単なことです。
- あなた:「欲しいものは何ですか?」
- お客様:「実はコレが欲しいです」
- あなた:「そうですか、では作りますね。先に買って下さい。作れなかったら返金します」
- お客様:「わかりました」
絶対外さないためにはこれをやる『だけ』です。でも、みんなやりません。もはや、やらない意味がわからないのですが、なぜか誰もやりません。なぜか技術志向に陥り「売れるだろうな」という憶測で計測もしません。とてもではありませんが、これはビジネスとは呼べません。完全にギャンブルです。
くどいですが、何度も言います。
- 欲しいものを聞く
- ドライテストで販売する
- 数字が出てから作る
これをやっていて間違えるはずがありません。
「アイデアが出ない...」そんな事はあり得ません。お客さんに聞けば教えてくれます。まず、完璧な顧客志向になること。これがスタートラインです。偉そうに言える立場ではありませんが、日本の名だたる企業は、これができれば本当に変わると思います。
さて、顧客志向の大事さというか、これが命だという事は理解してくれましたか?
そのためにはアンケート(市場調査)が重要になります。
大企業の市場調査と私たち中小の市場調査は若干、やり方が異なります。が、本質は同じです。「聞く」ただ、これだけに尽きます。
「聞く?はぁ~そんな事か。。」と思った、あなた。最近、自分のお客様と生で話をしましたか?
- どんな悩みを持っていて、
- どんな目標や理想を持っていて、
- どんな恐怖や痛みを密かに抱えていて、
- 普段どんな事にお金を使っていて、
- あなたや、あなたの会社にどんな不安や不満を持っていて、
...
これらに即座に答えられますか?恐らく「NO」だと思います。しかし、私は答えられます。なぜなら、普段から聞いているからです。直接聞くこともありますし、メールでのアンケートで聞くこともあります。
私たちは読心術の使い手ではないので聞かない限りはわかりません。
次回は「質の高い答えをアンケートに書いてもらう秘密」についてお話しします。