成功のダークサイド
今日は「家族とダークサイド」についてお話します。すごく大事な話です。マーケティングとか、セールスとか、売り上げとか、そういうものとはもはや別次元の重要な話です。
『成功のダークサイド』
簡単に言えば、成功を手にいれた途端に、
- 大きな病気になったり
- 離婚や一家離散が起こったり
- 家族や親戚に不幸が起こったり
…
成功したと同時に、自分や周囲になぜか不幸が起こり始める事を「成功のダークサイドに落ちる」と言います。「成功したら怖い事や悪い事が起こるのか…」と多くの人がダークサイドを恐れています。
神田昌典さんという有名なマーケッターが「成功するとダークサイドに落ちる」という類の本を出版し、それがたくさん売れたのもあって多くの人がダークサイドを信じるようになりました。
ダークサイドを信じるとどうなるか?無意識のうちに成功を避けるような行動をとるようになります。例えば、
- 『わざと』お金を消費する行動をとったり
- 『なぜか』モチベーションが上がらなかったり
...
人の心理と結果の間には繊細すぎるほどの関係があり、心の中に少しでも「成功が怖い」という気持ちがあると、色々な所でブレーキがかかってしまいます。
これは本当に恐ろしいことです。なぜなら『無意識』で行動力やモチベーションが上がらなかったりアイデアが急に出なくなったりお金を失うような行動をとってしまうからです。
「成功のダークサイドが怖い」という気持ちが少しでもあると、人は全力で潜在能力を発揮することはできないと思っています。
私は神田さんを尊敬していましたし、今でも尊敬しています。だからこそ彼がダークサイドの話をした時、怖くなって萎縮していました。
しかし...小さな成功を手に入れた現在、神田さんの言ったダークサイドは一切訪れていません。それ所か、良い事ばかりが起きるようになりました。
そして、気がつきました。
『ダークサイド』とは文字のごとく自分の中に存在する暗い部分です。自分の『外』ではなく自分の『内』に存在する闇の部分です。確かに経済的な成功を手に入れた途端、ダークサイドに落ちる人がよくいます。病気や離婚や破産などです。
しかし、この現象を一言で表現すれば『今まで我慢していた汚い部分が出ただけ』だと気がつきました。「金持ちになると人は変わる」とよく言います。これは正確ではありません。お金を持った事によって今まで我慢していた事が単純に我慢できなくなった。ただ、それだけだと思います。
お金は拡大鏡のようなもので、その人の本性を鮮明に映し出します。例えば、金持ちになった途端に愛人を作って離婚してしまう人は、今までお金がなかったから浮気できなかっただけです。
病気になってしまう人の多くも、お金があるので大食いになってしまい体調を崩してしまっただけです。
「我慢できていた事が出来なくなった」ただ、それだけだと思います。お金とは心を映し出す拡大鏡です。「お金を持ったらあの人は変わった」とよく言われますが、それはお金を持ったから『本来の自分が出て来た』というだけです。怠慢、慢心、油断です。
私は昔の友人から「金を持っても変わらないね」とよく言われます。この言葉を言われるのが一番嬉しいです。お金を持って変わった部分もありますが、お金『ごとき』で、他人を傷つけるような汚さが自分の中にはなかったからです。
「成功のダークサイドは本当にありますか?」この質問に対しての私の答えは1つです。ダークサイドはあります。
が、
それは『来る』かどうかではなく『出る』かどうかです。
もしお金がない事で我慢している汚い部分があればダークサイドは顔を表します。逆になければ、お金が増えた分だけ多くの人を幸せにする事ができます。
しかし、あなたが綺麗な心の持ち主でも、このダークサイドだけは逃れられない可能性があります。それは...家族の邪魔です。
両親、奥さん、旦那さん、子供、彼女や彼氏など...
なぜか成功しようとすると家族が邪魔してくる事がよくあります。あからさまな邪魔ならまだ良いです。なぜか病気になったりと謎の現象が起こる事があります。私も完璧な答えを持っている訳ではありませんが、経験の範囲内から次回この解決策をお話したいと思います。