ライバルに差をつける「隠れた必要性」=「付加価値」

今日は非道な方法を伝授します。あなた『だけ』儲けることができる手法です。

このノウハウを知らないライバルたちは、残念ながら儲かりません。どんどん衰退していき、挙句の果てには倒産です。

あなたがこの方法を知ってしまうと、ライバル会社の社長、そして家族を不幸のどん底に陥れる可能性があります。

その覚悟はありますか?

ビジネスを戦争に例える人が多いですが、(例:戦略、戦術、ターゲットなど)残念ながらビジネスと戦争は似通っています。

「ビジネスは戦争ではない!」

という反論もありますが、やはり勝ち組と負け組に分かれる生き残りをかけた戦争との類似点は数多くあります。

そして今日あなたが暗記するノウハウは「武器」です。鉄砲でもあり、大砲でもあり日本刀でもあります。

準備はいいでしょうか?

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東京にある2つの酒屋さんがありました。どちらも居酒屋やキャバクラにビールなどを卸していました。ほぼ同じ商品を扱っています。商品に差はありません。しかし、1社だけが人気で儲かり、もう1社は最後は潰れました。

なぜか?

理由は簡単です。人気店は、夕方にバーや飲食店からダース注文が入ると『数本を冷やしたものをケースに入れていた』ただ、それだけです。

なぜ数本のビールを冷やしただけで、勝ち組と負け組に分かれるのか?

以前にこのメルマガでお話ししたビジネス最強の原則を覚えていますでしょうか?「顧客ニーズに応えること」を考えてみてください。

夕方にビールを注文する顧客の心理を考えてみてください。基本的には「緊急」です。「ヤベー、ビールが足りねぇ。ダッシュで注文しないとお客が来てしまう!」という緊急事態なのです。つまり「すぐにビールを出す必要がある」状態なのです。

人気店はこの「顧客ニーズ」に気がついていました。ですので、今すぐビールを出せるように、数本だけ冷やしたものをケースに入れて配達していたのです。

投資で言えばほぼタダですが、そのリターンは計り知れません。「ライバルが満たしきれていない隠されたニーズを提供する」。これは「ニッチ」とも呼ばれますし「付加価値」とも呼ばれます。

私たちはたくさんのライバルの中から「選択」してもらわないといけません。今の時代、商品そのものに大きな違いはありません。

私たちだって何かを買う時、

  • 少しでも楽
  • 少しでも早い
  • 少しでも安い

などの基準で選ぶことが多いと思います。

しかしこの思考に陥ると価格競争に巻き込まれます。どんどん値下げして会社の利益を圧迫します。比例してあなたの給料も圧迫します。

そこで私たち優秀な経営者は何を考えれば良いのか?『付加価値』をつけることです。

付加価値とは「多くのお客様が密かに望んでいるが、まだライバルが満たして切れていない欲求」です。一言で表すと『隠れた必要性』です。

ビジネスアイデア自体もそうですが、同じ商品でライバルに勝つには付加価値をつけるのがもっとも安価な投資であり、厳しい競争を勝ち抜く武器になるのです。

私たちは常に『隠れた必要性』を発見しなけばなりません。人気の酒屋さんは『隠れた必要性』探し当て、そしてただ数本のビールを冷やした『だけ』で、同じものを売っているのに売り上げは何十倍にも差がつき勝ち組になったのです。

隠れた必要性』これは深ければ深いほど、そして大きければ大きいほど、それは「革命」と呼ばれます。

例えば、アップルのiPadやペイパルの決済システムは、顕在化していない奥深くに潜む『ライバル皆無の隠れた必要性』を世に打ち出しました。そして社会を変えました。

ただし、あまり天才という言葉は使いたくないのですが、ジョブズやペイパルマフィアのように、顕在化していない奥深くにある必要性を発見できる人はごく一部です。独特の情報収集力やセンスで社会や生活、そして常識を一気に変えてしまいます。

私なんかは凡人ですので、アンケートや人との会話の中から隠れた必要性を読み解かなければいけません。

ただし、アップルやペイパルのように革命は起こさなくても、ちょっとした工夫でライバル不在の勝ち組になることも可能です。それが『付加価値』です。お金をかけないでライバルに差をつけることができる隠れた必要性の1つです。

なんども言いますが今の時代は、商品やサービスや情報自体に差はほとんどありません。ですので、商品『以外』で勝負するのが賢い選択です。その最も簡単で安価な投資が付加価値なのです。

そして「付加価値は暗記するもの」です。

1つでも多くの付加価値を暗記しておくことが大切で、あとは自分のビジネスややりたいことに『はめ込む』だけです。暗記しておけばある時「あ、コレいける!」と気づくことが出来ます。

次回より、付加価値の一覧表をこのメルマガで配信していきます。ぜひ付加価値を暗記してください。そして、ただ読み流すのではなく、「自分のビジネスに当てはめたらどうなるか?」を1つずつエクササイズしていってください。このエクササイズが大事です。

それでは次回より、ライバルの家族すら不幸にしてしまう付加価値の一覧表を送ります。

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