秘密裏にライバルに勝つ方法
恐ろしい話をします。日本が誇るあの大企業『トヨタ』の正体は実は・・・
あなたはトヨタの決算書を見たことはありますか?「トヨタ IR」で検索すれば見れますので、ぜひチェックしてみて下さい。
特に自己資本比率を凝視してみて下さい。トヨタは自己資本比率がもの凄く低いのです。
ちなみに自己資本比率とは...
資本金のうち返済不要の自分(会社)のお金がどれくらいの比率なのか?
を表した数字です。
会社の資本が
- 自分の金なのか?
- 他人の金なのか?
を教えてくれる数字です。
超優良企業だと70%以上と言われています。倒産しない会社は平均して41%以上と言われています。
このメルマガの読者のほとんどは、自分で全部資本金を出していたり、銀行などから出資を受けてない人が多いと思います。つまり自己資本比率100%の人が多いと思います。ですのでちょっとイメージがしづらいと思います。
が、これから会社が大きくなるにつれて大事になってくるので、我慢して少し話を聞いて下さい。
自己資本比率が低いとコントロールが効かなくなります。他人の資本が入っているので思い通りにできないのです。例えば、友達から資本金を出してもらっていたら「その事業はやりたくない」などと言ってくる場合もあります。銀行からの借り入れが多くなると、銀行が経営に口を出す場合もあります。
そして最も大事なことは、
自己資本比率=倒産率
とも言えます。
自己資本比率が高ければ高いほど倒産しにくいのです。経営者は「会社を倒産させない事」が最大の義務とも言えますので、自己資本比率は無視できません。
で、もう一度言いますが、超優良企業の自己資本比率は70%を超えています。
で、もう一度質問しますが、トヨタの自己資本比率を知っていますか?
「トヨタくらいの超優良企業ならそりゃ70%超えでしょ?」と思うかもしれませんが、実はトヨタは率が悪いです。
トヨタ:http://profile.yahoo.co.jp/consolidate/7203
これを見ればわかりますが、平均して35%前後なのです。もちろん悪い数字ではないのですが、なんせ、あのトヨタです。36%は低すぎます。
なぜトヨタは自己資本比率が低いのか?これがわかると『素晴らしいビジネスモデル』、つまり、
- いつ
- 誰から
- どうやって
- お金を頂けば
ライバルに気づかれずに密かに儲ける事ができるのか?が理解できます。
『ビジネスモデル=課金モデル』なのですが、「ビジネスモデルをどれだけ知っていて、それを自分の会社に組み込めるのか?」これは儲けの秘訣です。
最初に、トヨタの自己資本比率が低い理由をお話しておきます。答えから先に言えば「トヨタは車屋ではない」からです。
「え?トヨタって車屋でしょ?だって自動車を販売しているし」と思うかもしれませんが、確かにトヨタは車を売っています。しかし車の利益はものすごく低く、1台売って平均20万円しか利益が出ません。
ちなみにベンツは1台50万の利益。フェラーリは1台500万の利益。と言われています。
もちろん、あれだけの台数を販売しているので、車の販売でも十二分に利益は出ています。ですので「トヨタは車屋ではない」は少し大げさな表現なのですが、自動車事業と同じくらい実は「トヨタは金貸し」なのです。
考えてみて下さい。基本的に車を現金一括で買う人はほとんどいません。ローンを組みます。トヨタは車の販売でも儲けていますが、そのローンの金利やリースでも儲けているのです。
簡単に言えばトヨタは、
- 自動車業
- 金融業
の2つで成り立っていて、その金融業の方が自己資本比率が低いので、全体的に低くなっているのです。オリックスなどもそうですが、金融業は基本的に自己資本比率が低いモデルです。ビジネスモデルがわかると「実はトヨタは金融業で儲けている」という事がわかります。
なんとなくわかりましたでしょうか?
まぁ大企業のことは置いておいて、もう少し身近な話をします。
「ビジネスモデル=課金モデル」であり、課金モデルとは、
- いつ
- 誰から
- どうやって
- お金を頂けば
会社が最も儲かるのか?の仕組みを作ることです。
そしてビジネスモデル(課金モデル)には、いくつか種類があります。そして私達経営者は、ビジネスモデルをいくつ知っていて、それを自分の会社に組み込めるかで勝負が決まります。簡単に言えば、「ビジネスモデルをたくさん暗記しろ」という事です。
以前に『付加価値』の話をしましたが、これにビジネスモデルが加われば、ライバルたちに「バカだな~、あれじゃ倒産するぞ」と『表面上』はバカにされるのですが、実は裏側でしっかりと儲けることができるのです。
- 付加価値で圧倒的な差をつけ
- ライバルに「バカ」と言われる仮面をつけて
- 密かにビジネスモデルで利益を取る
これが最強の方程式だと思っています。
ポイントは『職業を固定しない』事です。職業に固執するのではなく、お客様のニーズに固執して欲しいのです。
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これ重要です。
そこに顧客ニーズがある限り、私たちは商売し続けないといけません。
「こだわりが無いんですか?何でも売るんですか?」と言われるかもしれませんが、答えは「YES」です。
- 信頼を失わないこと
- 顧客ニーズがあること
この2つが存在する限り、商売し続けるのが私達の使命だと思っています。
今日は、個人的に大事だと思っているビジネスマインドをいくつかお話しました。まとめますと、
- 職業を固定しない
- お客様は商品ではなく『結果』を求めている
- 顧客ニーズがある限り自分、他人両方の情報・サービス・モノなど全て売る
- ビジネスモデルを暗記すればライバルに気づかれずに密かに勝てる
という話をしました。
で、次回は、そのビジネス(課金)モデルの一覧リストを公開しようと思います。
これは、まず暗記して下さい。そして付加価値のエクササイズと同じように、自社にはめ込みながら読んでいって下さい。
裏で密かに儲かるアイデアが見つかると思います。