返金保証は絶対に必要か?

返金』という文字を見るとビクッとする人もいると思いますが、今日は、「返金保証をつけた方が良いか?」という質問が多いのでちょっとお話します。

返金は、情報ビジネスの世界だけではなく、何のビジネスにも必要です。例えば、私の会社で行っている逆SEOビジネスは、業界ではじめて返金保証をつけました。他社ができないので、かなりの効果がありました。

なぜ、他社は返金保証が出来ないのかと言えば技術がないからです。そして、クライアントの多くはソコを不審、不満に思っていました。

逆SEOとは、簡単に言えばネット上から悪口を消す事です。ネット上に悪口を書かれる時点で、それなりの有名人、有名会社です。そんな人達が「ネットから悪口を消して下さい」と頼みに来ます。内密に依頼してきます。

そして、こういう内緒の世界には必ず詐欺が生まれます。例えば、誹謗中傷の削除依頼をして、それが消えなかった場合どうなるか?なかなか文句を言えません。

なぜか?

もし悪口を消そうとしている事を取引先などに言わたりそれを記事にされたら困ります。ですので、誹謗中傷削除の世界では「消えなくても泣き寝入り」が常識でした。実際は、何もしていないのにお金をとっている会社が多々あります。というか、ほとんどです。

そういえば、最近似たようなケースで知人が詐欺にあいました。『別れさせ屋』です。好きな女性に彼氏がいたので別れさせ屋に工作を依頼します。

その別れさせ屋は、もちろん詐欺です。別れさせ屋の99%は裏の住人がやっていて詐欺です。つまりお金だけとって何もしてくれません。途中でそれに気付いた友人は「お金を返して欲しい」と言います。

しかし、相手は詐欺のプロなので、書類を交わしていてお金が返ってこないシステムになっています。当然、「お金を返さないなら訴えてやる!」とは行きません。

そもそも付き合っている男女を別れさせるような卑劣な依頼をしています。訴えようものなら本人が恥をかきます。こうなると泣き寝入りしかありません。

こういうグレーゾーンには必ず詐欺が多発します。

ネットの誹謗中傷削除の世界がまさにコレでしたので、私たちはそこを逆手にとり一気にシェアをとりました。そして堂々と返金保証をつけました。

では、どんな業界でも返金保証をつけたほうが良いのか?と言えば、個人的には「NO」です。

一昔前なら「YES」と言っていました。基本的には返金保証は付けた方が良いのですが、なぜかといえば、お客様が商品を買わない最大の理由は「お金」だからです。

お金を払うことが最大のリスクであり、セールスとは、お客さまのリスクを取り除くことでもあります。ですので『基本』は全てに返金保証をつけたほうが良いです。

しかし残念ながら業界によっては返金をつけた方が利益が減り、手間だけが増える場合もあります。特に情報ビジネスの世界はかなり慎重にやらないといけません。返金の『つけ方』によって吉にも凶にもなります。

例えば、返金を全面に押し出すと変な客層が集まってくることがあります。「返金すればいいや~」という感じの人です。

  • 真剣じゃない
  • 真面目なじゃない
  • やる気がない

そういう人が集まってきます。

これは上顧客にはなりづら、口先だけのクレーマーが多いです。手間だけがかかりサポートチームが弱ります。「私はこういうお客様だけが欲しい」と絞れている人の場合は逆につけない方が、利益的にも精神的にもプラスになります。

あとはスピリチュアルの世界も返金保証をつけない方が良い場合も多々あります。友人がスピリチュアルの商品でABテストを行ったのですが、「返金をつけない方が売上が上がった」と言っていました。

販売者が、お客様に直接聞いた所「返金保証=商売っぽい」ので、信憑性が下がったそうです。神さまであるスピリチュアルとは相性が悪かったようです。業界によって返金が吉と出る場合も凶と出る場合もあります。

市場によって、業界の流れによって返金保証がプラスになる場合もマイナスになる場合もあります。

結局大切なのは、

  • 顧客を絞り込むこと
  • 顧客の心理を把握すること

この2つに尽きると思います。

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