目次
- 1 ポータルサイトとは何ですか?わかりやすく教えてください
- 2 ポータルサイトにはどんな種類がありますか?
- 3 ポータルサイトとホームページの違いは何ですか?
- 4 ポータルサイトはどんな業種・業界に適していますか?
- 5 ポータルサイトにはどんな目的・効果がありますか?
- 6 ポータルサイトのメリットを教えてください
- 7 ポータルサイトの作り方を教えてください
- 8 WordPress(ワードプレス)でポータルサイトを作れますか?
- 9 WordPressのテーマを使ってポータルサイトを自作することはできますか?
- 10 ポータルサイトではどんな機能を実装することができますか?
- 11 ポータルサイトの制作費用の相場はいくらですか?
- 12 ポータルサイトもSEO対策が必要ですか?
- 13 ポータルサイトのビジネスモデル・マネタイズの方法を教えてください
- 14 お問い合わせ contact
ポータルサイトとは何ですか?わかりやすく教えてください
ポータルサイトに明確な定義はありませんが、ポータル(portal)=「玄関・出入り口」と翻訳される通り、情報の出入り口となるようなサイト(各種情報が検索できるようなサイト)を一般的にポータルサイトと呼んでいます。一番わかりやすい例としてはYahoo!でしょう。Yahoo!のトップページを開くとニュースや経済、スポーツやエンタメまで様々な情報を検索することができます。
ポータルサイトにはどんな種類がありますか?
ポータルサイトは大きく分類すると「検索型」と「マッチング型」があります。検索型とは先程のYahoo!もそうですが、無数にあるインターネット上の情報が分かりやすくまとめられており、ユーザー自身が探したり調べたりすることができるタイプのポータルサイトです。一方でマッチング型とは婚活サイトや一括見積もりサイトのように、ユーザーの情報とサイトの情報をマッチさせる機能をもったポータルサイトになります。
また、「社内ポータルサイト」と言われる種類もあります。これは、社内情報を集約して共有できるシステムのことで一般に公開されることはありません。「イントラネット」という社内ネットワークシステムがありますが、ほぼ同義語として考えて良いでしょう。
ポータルサイトとホームページの違いは何ですか?
サービスや商品を紹介するようなホームページ(=コーポレイトサイト)の場合、自社が関わる内容しか載せないと思います。一方でポータルサイトの場合、自社以外のサービスや商品も載せることができます。
例えばネクタイを販売している会社であれば、自社のホームページ上に他社のネクタイやスーツ、シャツ、シューズ、ジャケット、バッグを紹介することはありません。しかし、ポータルサイトであれば、これらの情報をまとめて紹介することができるため、より広い範囲のユーザー層にアプローチすることができます。なぜなら、スーツを探している人はネクタイも普段から必要になりますし、シャツや革靴なども同様だからです。
他社の情報を載せることに抵抗があるかもしれませんが、掲載料や広告料を設けることもできるなど、自社ホームページでは制限されてしまうような施策も取り組めるため自由度が上がるのも特徴です。
ただし、自社ホームページと比較するとポータルサイトは情報量が多くなる(サイトのページ数が多くなる)ことがほとんどなので、制作段階から緻密な設計をして取り掛かる必要があります。事前のサイト設計ができていないと制作途中で頓挫してしまったり、出来上がったサイトがユーザーにとって非常に使いづらく役に立たないものになってしまう可能性があるからです。
数ページで完成できる自社ホームページの場合は、少しWEB関係に知識のある社員がいれば個人で作成することも可能ですが、ポータルサイトはより専門的な知識やノウハウが必要になってきますので、社員個人での作成は難しくなると言えます。
ポータルサイトはどんな業種・業界に適していますか?
ポータルサイトは次のような業種でよく見かけます。これ以外にも、例えばバイクや車、ゲームなどの趣味やスポーツに特化したものや全国の音楽教室が調べられるサイトなどのように、カテゴリを絞った専門性の高いポータルサイトも多くあり、どのような業種でも活用することが可能です。
- 不動産・賃貸
- 飲食店・グルメ
- 旅行
- 病院・医療
- 介護・福祉
- 子育て
- 行政
- 地方自治体
- 地域情報
- ニュース
- 求人情報
- 大学
ポータルサイトにはどんな目的・効果がありますか?
ポータルサイトには次の5つの目的・効果があります。
- より広いユーザー層(見込み客)へ集客のアプローチできる
- ホームページへのアクセス(PV)が増える
- 企業・会社のブランディングや認知拡大
- ホームページからの収益(広告収入など)が可能
- 業種やサービスの中心(ハブ)的存在になる
企業のホームページ(コーポレートサイト)や自社の商品・サービスを紹介・販売するホームページの場合、そこに載せることができる情報は限定されてしまいます。しかし、ポータルサイトの場合には自社以外の情報も載せることができるため、ホームページのアクセス数もアップし集客にもつながります。さらに、コーポレートサイトでは難しい広告出稿も可能になるため、ホームページからの収益アップもできます。
また、ポータルサイトは多くの情報を集めた構造にしやすいため、業界の情報が詰まった中心的サイトになる可能性もあります。例えば、賃貸探しならスー◯、飲食店探しなら食べロ◯といったようなイメージです。
ポータルサイトのメリットを教えてください
ポータルサイトには上記のような5つの効果がありましたが、その中でもより多くの見込み客にアプローチできるところが大きなメリットです。さらに、自社ホームページ(コーポレートサイト)は、完成後はお知らせやブログ記事を時々更新する程度で大きく変化することはありませんが、ポータルサイトの場合はサイト完成後も掲載情報が増えたり、機能を追加したりして成長させることができます。
サイトが大きく成長し、業界・業種の中心的な存在となれば、広告や店舗掲載料などで毎月安定した収入源を作ることも可能になります。自社サイトで制限があって出来なかったようなことがポータルサイトでは可能になります。
ポータルサイトの作り方を教えてください
ポータルサイトを作るには自社で担当社員を設けるか、サイト制作会社に依頼するかになります。ポータルサイト制作の流れとしては次のようになります。
- 要件定義;どのようなサイトにしたいのか(目的・目標)
- サイト構造作成;サイト全体の枠組みを作成(ワイヤーフレーム)
- デザイン作成;②で作成した枠組みにデザインを当てて外観を整える
- コーディング;②③を元にサイトを構築する
- システム開発・構築;ユーザーにとって使いやすいサイトにするための内部システムを作成
- データベース入力;サイトに載せる情報の入力作業
ポータルサイトは情報量が多くなるため、要件定義以降の工程において作業内容が非常に多くなります。また、自社ホームページの場合、少し知識のある方ならWordPressなどを使うことで簡単に作成することも可能ですが、ポータルサイトは専門的な知識や技術、ノウハウが必要になってきます。
以上のことから、ポータルサイトを作成する場合はサイト制作会社に依頼することをおすすめ致します。
WordPress(ワードプレス)でポータルサイトを作れますか?
弊社ではWordPress(ワードプレス)を使ったポータルサイト制作が可能です。ぜひご相談ください。
WordPressのテーマを使ってポータルサイトを自作することはできますか?
ポータルサイト向けのWordPress有料テーマはいくつかあるようです。こうしたテーマを使用することで社員でもポータルサイトが作れるとお考えの場合はご注意下さい。これらのテーマは非常に優れたものですが、できることがテーマの機能に依存するところがネックです。
ポータルサイト作成においては事前のサイト設計が非常に重要になってくるのですが、テーマを利用すると自由度が下がるため(厳密にはサイト設計自体がテーマに依存するので、それに合わせたものしか作成することができません)希望通りのポータルサイトを作ることは難しくなります。
また、事前のサイト設計なしで、とりあえずWordPressのテーマを用意してサイトを立ち上げたとしても、出来上がったものはユーザーにとって使いにくいものとなる可能性が高いことも考えられます。ポータルサイト制作をお考えの場合は、まずはサイト制作会社に相談してみることをお勧めいたします。
ポータルサイトではどんな機能を実装することができますか?
ポータルサイトの規模や内容によっても変わりますが、次のような機能が実装されているポータルサイトはユーザーにとっても利便性の高いものになります。
- サイト内検索機能
- 絞り込み検索機能
- 口コミ投稿機能
- 予約システム
- カート機能
- 店舗掲載管理機能
- マイページ機能
ポータルサイトの制作費用の相場はいくらですか?
各種比較サイトなどでは数十万円から作成できるような記述がありますが、ポータルサイト制作にかかる作業工数だけ見ても現実的な費用ではないように感じます。おそらく、ポータルサイトに明確な定義がないためこうした間違いが起きているのではないかと思います。
例えば、おそらく多くの方が知っているグルメ・飲食店や賃貸情報の検索ができるようなポータルサイトを作ろうと思えば1,000万円以上は必要になります。規模が大きくなるほど制作費用は高額になりますが、ポータルサイトとして最低限必要となる機能を実装すれば300万円前後は必要になると考えていただく方が現実的でしょう。
ポータルサイトもSEO対策が必要ですか?
ポータルサイトも他のWEBページと同様にSEO対策が必要になります。形だけ真似してポータルサイトを作ってもアクセス(PV)は集まりません。
一般的なホームページの場合、一旦ホームページが完成した後にブログなどのコンテンツを書きながらSEO対策を進めていくことが多くなりますが、ポータルサイトの場合にはサイト制作の段階、特にサイト構造作成の段階でSEO対策を踏まえた設計が重要になります。なぜならポータルサイトは情報量が多くなるため、サイトが完成してからの大掛かりな構造変更は時間も費用もかかってしまうからです。
ポータルサイトのビジネスモデル・マネタイズの方法を教えてください
- 自社サービス・商品への集客UP
自社サイト(コーポレートサイト)と比較して、情報量が多くなるポータルサイトはアクセス数も多くなる特徴があるため、WEBからの集客がUPします。 - 広告収入
WEBサイトからの広告収入とは、Google AdSense(グーグルアドセンス)と言われるグーグルの広告配信サービスを利用することができたり、他社の宣伝広告を掲載することができれば掲載料の月額課金も可能です。 - 掲載課金
例えば飲食店検索ができるポータルサイトであれば、店舗情報の掲載を課金制度にすることも可能です。 - 成功報酬
例えば、ポータルサイトから予約申し込みや商品の購入などがあった場合に成功報酬が入るシステムを構築することも可能です。 - マッチングサービス
例えば婚活サイトのようなマッチングサイトであれば、ユーザーに対して利用料を課金するシステムを構築することも可能です。
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