正しいPDCAスキーム

前回『成功&自信=PDCAの回数』という話をしたのですが、PDCAという単語が当たり前すぎて

「今さらPDCAですか」

と思う人もいるかもしれません。ただ、「知っている」のと「出来ている」のは似ているようで全く違います。

はっきり言えば

「PDCAを丁寧に回し続けている会社は嫌でも儲かり続ける」

と思っています。

今回は『正しいPDCAスキーム』についてお話していきます。

法人税を約7600億円も払っているトヨタも、PDCAの大切さを未だに口を酸っぱくして社員に伝えていますし『実行』しています。ビジネスでも人間関係でもPDCAを回している人間だけが本物の経験値を積むことができて、そして世間からは「成功者」「天才」と言われます。

才能や遺伝子に差は殆どありません。

どれだけPDCAを回したか?

勝ち組と負け組の差なんて結局、ここにあるだけです。

私は、普通に生活していたらあり得ない失敗をたくさんしています。なぜかと言えば、それだけ『行動』しているからです。それだけPDCAを回しているからです。人の10倍行動すれば人の10倍のトラブルがあるのは当然というか確率論の話です。

当たり前ですが行動からしか、良い結果は生まれません。いくら良いアイデアがあっても、それを頭の中に隠しておいては1円も儲かりません。行動の先にしか結果はありません。

当たり前すぎる話なのですが『行動=成功』であり、成功できない人は単純に「行動の量が少ない」だけです。

しかし、中には「いやいや、私は行動して努力しまくっているのですが借金まみれですよ?」という人がいます。それは『ゴール設定』が間違っているのです。

例えば、北海道に行きたいのに沖縄に向かって飛行機で飛んだら逆の結果を得ることになります。器用貧乏という言葉がありますが、器用な人はジェット機で逆方向に飛ぶので余計貧乏になるのです。逆に不器用な人は、方向を間違っても徒歩でゆっくり歩きますので大失敗もしません。(大成功もしませんが)

自分が『本当』はどこに行きたいのか?心の声を聞いてゴール設定をしないと周りの雑音にやれれて、間違った方向に飛んで行ってしまいます。

次に大問題なのは、同じ過ちを繰り返すことです。

沖縄に行きたいのに北海道に全力で飛んでしまったとします。しかし、そこで「間違っていた」と気づき再発防止をすれば、次は正しいゴールに辿り着けます。

しかし、たいていの人は「ま、いっか」と細かく失敗の分析もせずに、また感覚で適当にやってしまいます。ですので、何度も何度も同じような失敗を繰り返します。

最後の大問題は、「一度の失敗で恐れてしまうこと」です。

失敗するということは

  • 時間
  • お金
  • 人間関係
  • 自尊心

など、数多くのものがなくなったり、壊れたり、傷ついたりします。そこで失敗を恐れて、ゴールに向かうのをやめてしまう人が多いです。これはゴールに対しての欲が弱いケースによく見受けられます。

まとめると、

  1. 正しいゴール設定をしなければやる気もでない
  2. 行動しなければ成功できない
  3. 間違ったゴールに向かっている人が多い
  4. 一度の失敗で恐れてしまう

という話なのですが、これがまさにPDCAです。

  • P=プラン(正しいゴール設定をしていない)
  • D=行動(ゴールとリソースにマッチした行動をとる)
  • C=チェック(良い結果でも悪い結果でも分析する)
  • A=分析して再アクション(恐れずやる)

私が大きな失敗をしてきたのは、それだけ行動している証拠です。チャレンジが増えれば会う人もやる事も増えます。

会う人、やることが増えれば100人100様ですので価値観がぶつかり合い失敗やトラブルは必然的に増えます。

「最近トラブルが多いな」

という人はラッキーです。それだけ行動している証拠です。

「最近安泰だな」と思ったらそれは老化現象の始まりです。進化も成長もしていない証拠です。

数字の話であり、確率の話でもあるのですが、チャレンジの数だけトラブルは起こります。そして多くの人は、そのトラブルを恐れてチャレンジ(行動)しません。チャレンジしない人に成功は『絶対』にありません。

最初に、私はトラブルが多いという話をしました。しかし、自分が短期間で成功した結果や行動している数、触れている人間の数から考えると「逆にトラブルは少なすぎる」と思っています。

もし他の人が、私と同じだけ人と会い、新しいチャレンジをして、そして稼いでいたら、もっともっとトラブルだらけだと思います。これはまた後述しますがチームメンバーのおかげです。リスク管理が得意なチームが私を守ってくれているのも1つの大きな要因です。

私は特攻隊長なのでどんどん突っ込みますが、防御をしてくれる仲間がチームにいるので、いつまでも恐れず全力で走れます。トップがどんどん走れる組織体制を持つことはチーム作りな重要な要素の1つです。

もう1つ、私がトラブルが少ない理由は、『ファン化』が出来ているからです。

組織化・ファン化

については、重要なので別の章でお話します。

何度も言いますが、PDCAを回した数と成功のサイズと確率は比例します。バカみたいに何度も言いますが、大事だから何度も言っています。

「当たり前のことを当たり前にやる」

成功なんてそれだけです。

  • P=Plan(計画を練る)
  • D=Do(精度よく実行する)
  • C=Check(結果を検証・分析する)
  • A=Action(見直して進化させる)

もしあなたが、今どこかでつまっているとしたら、以下のどれかが欠けていませんか?

『P』の計画がたてられない。
・もしくは練り過ぎて進めない。

『D』の行動の失敗が怖くてできない。
・逃げ道をつくって約束をしないので動けない。
・本当のゴールでないのでモチベーションがわかない。

『C』のチェックができていないので
間違えたこと、失敗したことを繰り返す。
(周りを見ていると特にCができていない人が多いです)

『A』が怖くてできない。
一度の失敗でクヨクヨして
一度の失敗を基準にしていまい
チェック後に再び進むことができない。

前回も書きましたが、フォーブスの億万長者ランキングには50代、60代、70代が多いです。それは歳をとってから成功しているのではなく、単純にPDCAを繰り返した回数が若い人よりも多いからです。

どんどんPDCAを回してください。

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