成功の確率=PDCAの回数
今回は『成功の確率=PDCAの回数』についてお話します。
フォーブスの億万長者ランキングを見たことがありますか?世界の億万長者の資産ランキングです。
2015年の世界ランクは…
- 1位:ビル・ゲイツ(マイクロソフト)9.5兆円
- 2位:カルロス・スリム(テレフォノス)9.25兆円
- 3位:ウォーレン・バフェット(バークシャ・ハサウェイ)8.72兆円
ちなみに日本人でのベスト3は、
- 世界41位:柳井正(ファーストリテイリング)2.4兆円
- 世界75位:孫正義(ソフトバンク)1.69兆円
- 世界151位:三木谷浩史(楽天)1.04兆円
です。
ここで少し意識して欲しいことは、ランクインしている人物の『年齢』です。2015年の時点で、
- ビル・ゲイツ(59歳)
- カルロス・スリム(75歳)
- ウォーレン・バフェット(84歳)
- 柳井正(66歳)
- 孫正義(57歳)
- 三木谷浩史(50歳)
です。
IT系は少し年齢が若くなりますが、それでもみんなある程度の歳です。
ちなみに世界ランクで若いのは、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが資産4兆円で『30歳』で、世界16位です。ドロップボックスのドリュー・ヒューストンは、資産1400億で『31歳』で、1533位です。やはりIT系は若い方が多いです。
ただ、こうやってみると
年齢=成功
は比例しているのか?と思うかもしれません。
個人的には、これは半分正解で半分不正解だと思っています。
年齢が高ければ成功するわけではなく、いい歳になっても幼児みたいな人は世の中にたくさんいます。年齢=成功であれば歳をとればみんな成功することになってしまいます。
では、何が成否をわけるのか?と言えば、前回のメールの話に戻りますが
『PDCAを回した数』
だと思っています。
PDCAは昔からビジネス書にあって、この話が嫌いな人が多いのですが、実際に「理解して」「実行できている」人はほとんどいません。
知っている
と
やっている
は似ているようで全く違います。私はPDCAをかなり大事にして、ここまで来る事ができましたので「知っているよ」と思わないで、もう一度確認してみてください。
PDCAとは、各単語の頭文字で、
- P=Plan(計画を練る)
- D=Do(精度よく実行する)
- C=Check(結果を検証・分析する)
- A=Action(見直して進化させる)
です。
これはビジネスだけに限らず人生そのものでもあります。例えば、異性を口説く時に、
- P=相手の好みをリサーチしたりデートプランを練る
- D=なるべく正確にプランを実行する
- C=良い結果であれ、悪い結果であれ、なぜ上手くいったのか?なぜ上手くいかなかったのか?を分析して次に繋げる。
- A=上記のCから更に進化してアクションにうつる。そして、新たな計画を練る
ということを、私たちは無意識にやっています。世の中にはモテる男性がいますが、彼らはそれだけPDCAを繰り返しています。つまり、モテる男性とは、実は誰よりも多くフラれたり諦めたりを繰り返しています。
しかし、その都度勉強して「同じ失敗を繰り返さないように改善」して、ひるまずアクションし続けるので結果としてモテる男になっているだけです。
逆に、社会人になってから急にモテなくなる男性の特徴をお話するとわかりやすいと思います。
「学生の頃はモテてたのに社会人になってモテなくなった」
という人は、大抵の場合はスポーツが得意だった人ばかりです。学生時代にスポーツが得意というのは、遺伝子でいう所の「強い男」です。女性が「この人の遺伝子が欲しい」と思うような男性です。ですので、学生時代はスポーツが得意なだけで黙っていてもモテます。
しかし社会に出たら、スポーツは男の武器としては弱くなります。ビジネス、お金、コミュニケーションなどが男としての武器になります。
学生時代にモテていた男性は黙っていても女性が近づいてくるので努力をしません。PDCA無しでもピンク色の学生時代を過ごすことができます。だからスポーツという武器が使えなくなると途端にモテなくなります。
しかしモテない男性は一生懸命研究したりしてPDCAを繰り返します。そして、失敗が多かった分、PDCAを回しているので社会に出てからも再現性がありモテるのです。
ビジネスの話に戻りますが
『創業者の野生の勘』
という言葉がありますが、彼らは勘が良いのではなく、創業者とは体を張ってPDCAを繰り返してきたので経験値が高いだけです。創業者の昔を知らない人から見ると「天才だ」「勘が良い」と思うかもしれませんが、そうではなくPDCAの回数が多いだけだと個人的には思っています。
私も「今」だけしか知らない人から見ると「天才」と言われることがありますが、それは無いです。人より多くPDCAを回した
自信だけはあります。
よく言うのですが、
- 人の100倍行動して
- 人の100倍失敗して
- 人の100倍恥をかいて
やっと人の数倍成功できたと、いつも思っています。
今日、伝えたいことは
「失敗を恐れずPDCAを回し続けましょう!」
という事です。しかし、PDCAにも弱点があります。弱点というより副作用という言葉の方が正しいかもしれません。今日は長くなったのでまた次回にしますが『成功&自信=PDCAの回数』を覚えておいてください。