感情ではなく数字で判断する
今日のテーマは『感情ではなく数字で判断する』です。
私たちは感情の生き物です。私たちの生活のほとんどの決断や行動は感情によってコントロールされています。経営をしていると「なんとなく上手くいきそう」などと『感覚的』に思うことがよくあります。
しかし、もし経営者が感覚や感情だけで動いていたら大変な事になります。
1人で会社をやっていて、かつ、取り返しがつくレベルのものならまだ大丈夫でしょう。しかし、株主、社員、バイト、外注さんなどステークホルダー(関係者)が増えると、感覚でやっていたら周りに迷惑がかかります。
そのため経営者は、「感情ではなく数字で判断する必要がある」のです。
「なんとなく」
では、いけません。
来客数、アクセス数、成約数など『数字は嘘をつかない』ので、常に数字から逆算する必要があります。
業態によってチェックする数字は変わってきますが、
- アクセス数(来店数など)
- 新規客獲得数(新しく増えたリスト)
- 流出客数(逆に減ったリスト)
- 成約数と成約率
- 売上と利益と経費
など、経営者が毎日見なければならない必須の数字がいくつかあります。
経営者として何かを決断する時、勘ではいけません。
「でも、世の中には勘が良い人っていますよね?」
という意見もあると思いますが、勘が良い人、仕事ができる人というのは、それだけ『PDCAを回して』いるので経験値が高いだけです。
- P=Plan(計画を練る)
- D=Do(精度よく実行する)
- C=Check(結果を検証・分析する)
- A=Action(見直して進化させる)
PDCAは有名な話ですので
「知っている」
「かったるい」
と思うかもしれませんが、私は異常なまでにPDCAを大事にしています。トヨタなどの大企業も未だにPDCAの重要性を説いています。
「創業者の野生の勘」という言葉もありますが、『勘が良い人=PDCAの回数が多い』この方程式を覚えてください。
次回に本物のPDCAについて詳しくお話しますが、今回は決断をする時は必ず
『数字で判断する癖をつける』
ことだけは再認識しておいてください。数字は嘘をつきません。