ビジネスを外さない方法

今回は、「ビジネスを外さない方法」の一つを解説していきます。

まず、儲かりそうなアイデアは全て『ドライテスト』をします。

いきなり大きな資金や時間を投入するのではなく、リスクの少ない範囲でまず販売してみます。「売れたら作る」(作ってから売るではありません)という方程式を崩さないと、失敗する事がありません。憶測や感情だけで勝負を仕掛ける事はまずありません。

売れてから作る」の方程式は重要なのでさらに説明します。

例えば、ダイエットのサプリを思いついたとします。ここで多くの人は「私のアイデア最高!」と思い、まず商品を作ってしまいますが、先に作ることはしません。

まずは「それを買ってくれる見込み客は誰か?」とリサーチします。最高の見込み客とは「既にライバルの商品を買った事がある人」です。

ダイエットの市場であれば、

  • ライバルのダイエットサプリ
  • スポーツジム
  • 美容整形
  • 痩せる情報商材

など、たくさんのライバルがいて、それらの商品を一度でも買った事がある人は、私たちにとって最高の見込み客になります。

なぜか?と言えば、サプリを一度も飲んだ事がない人にサプリを売るのは難しいです。「サプリは体に悪い」と思っている人を説得するのは至難の業です。しかし、A社のサプリを飲んだ人はB社のサプリを飲む可能性は高くなります。

既にライバルの商品を買った事がある人が最高の見込み客

この方程式を知らない人が多いですが、これさえ知っていれば集客に困る事はなくなります。

ドライテストとは見込み客へ試しにセールスする事です。

中小企業や個人は、いきなりお金をかけてHPを作ってネット広告に出したり、テレビ通販を行ったりしてはいけません。資金面でもスキル面でも時間面でもハードルが高すぎます。

もっとリスクを下げてテストしないといけません。

ダイエットのサプリを思いついたのであれば

  • 薬局でダイエットサプリを買っている人にチラシを渡す
  • 友人や家族でダイエットにお金を使った事がある人に口頭でセールスしてみる

など、ネットを使わなくても、HPを作らなくてもテストは簡単に安く出来ます。

そして売れたら、初めてそこから商品を作ります。(作るまではお金は頂かず予約という状態にします)

お金をかけてテストしたり集客するのは大事です。集客にお金をかけないのであれば時間をかけるしかありませんので

お金をかける=時間を買う

という事になります。

ですが、最初からお金をかけれない人も多いと思いますので、まずは身近なところでテストしたら良いと思います。

HPなんて作らなくても良いです。HPを作れば儲かるというのは幻想です。まずはチラシ、もしくは名刺でも良いです。

「サプリを作るお金がありません!」

それなら、情報をPDFや動画にして売れば良いです。

「PDFレポートや動画を作るのも大変です」

というのであれば、まずは1人の見込み客を捕まえてダイエット講座を近所のカフェで行えば良いです。お客様はダイエットという『結果』を求めているのであって別にサプリを飲みたいわけではないからです。

多くの人は形にこだわりすぎたり「他の人がやっているから」という理由でライバルたちと同じ事をしますが、そんな必要はありません。そもそも、ライバル達のノウハウや商品で「結果がでないから次を探している」のが見込み客です。

答えを言えば、「大手やライバルのアラを探し提供する」のがビジネスです。

これをニッチと言います。世の中はアラだらけです。その数だけアイデアがあります。

もう少しだけアイデアについてお話します。アイデアには2種類あります。

  1. 顕在的(けんざいてき)アイデア
  2. 潜在的(せんざいてき)アイデア

この2つです。

もう少し簡単な言葉にすれば、

  1. 現在の問題を解決するアイデア
  2. 未来の問題を解決するアイデア

です。

例えば、私が最も得意とする「アンケートをとってアラや問題を聞き、それを解決するビジネスを提供する」という方法は1番の顕在的アイデアになります。お客様の頭の中にすでにある問題や欲からアイデアを探す方法です。

もう1つの潜在的アイデアは、お客様の頭の中にはなく言葉にできないが「心の片隅で密かに思い描いている欲」です。

例えば、iPhoneを作ったジョブズは未来を作り、時代を作りました。色々な人の悩みを聞いていて、それが形になったのかもしれませんが、これは難しく、今の私にはその才能はあまり無いと思っています。

ですので、潜在的な未来を作るアイデアは天才達に任せようと思っています。私たちはその天才達が作ったアイデアのアラを探してそこをつきます。

例えば、iPhoneケースやスマホを車で充電できる機械など。天才や大手が作り上げてくれた市場の中のアラを探しそれを提供する。

もっと言えば、誰よりも早くiPhoneケースを思いついてもまだ我慢する。なぜならゼロイチで稼ぐ最大の秘訣は「既にライバルの商品を買った事がある人」ここをターゲットにする事です。

iPhoneケースという新しいアイデアが出てもライバルがやるまで待つ。そして、ライバルがやったら、そのアラを探して提供する。

これこそが、スタートアップで失敗しない最大の法則だと思っています。私は基本的にこうやってアイデアを出していきます。

「今、あなたが使っている商品やサービスで不満や不安は無いか?」

この質問を常に投げかける事でアイデアの卵は見つかります。イライラしたこと、面倒だと思った事などをメモしていけば良いのです。思いついた時にスマホなどにメモしていけば、いつの間にかアイデア王になれます。

あとは、その解決策を考えたり勉強したり、それをできる人を見つけるだけです。

ビジネス教材やビジネススクールでは難しい事を色々と教えていますがmそういったものは無視しましょう。答えはいつも身近にあります。

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