甑園が結果を出しているマーケティングのノウハウ①(No.1〜No.20)
甑園が結果を出しているマーケティングのノウハウ②(No.21〜No.40)
甑園が結果を出しているマーケティングのノウハウ③(No.41〜No.60)・・・この記事です
甑園が結果を出しているマーケティングのノウハウ④(No.61〜No.80)
甑園が結果を出しているマーケティングのノウハウ⑤(No.81〜No.92)
ネットを使わず最高のアンケートを取る方法
前回のメールで「ネットよりも生のアンケートの方が有利」という話をしました。これは机上の空論ではなく私自身が、
- コンサル
- 店舗型ビジネス
- 訪問型の営業
- 不動産業
- サイト作成ビジネス
- 逆SEOビジネス
など、ネット主体のビジネスも、直接対面するビジネスもやって、その上で体感したことです。
一般的にはビジネスは、
- 『リアルビジネス』
- 『ネットビジネス』
と分けられていますが、これはあまり好きではなく、実業がリアル(真実)ビジネスなら、ネットは虚業という事になります。ネットはあくまで広げるための『ツール』ですので、このセグメントはおかしいです。
ネットというツールを、
- たくさん使っているか?
- あまり使っていないか?
- 全然使っていないか?
という差だけですので、これからは、
- 「ネットが有利に働くのであればたくさん使えば良い」
- 「ネットよりも生の方が有利であればネットの利用頻度を少なくする」
という風に考えないといけません。
とにかく大事なのは「ネットを使えば儲かる」というのは、嘘だと覚えておく事です。ネットを使った方が効率良く、スピーディーに利益に繋がるのであれば、使えば良いだけの話です。
アンケートも、ネットが有利な場合もあります。数が集まりますし、全国的、世界的に売れるものであればネットを使った方が効率が良いです。
しかし、ネットアンケートに固執する必要はありません。特に、お客様と直接話す機会のある人は、生でアンケートをとった方が逆に効率が良いです。しかし、多くの実業家さんは「そうは言っても、どうやってやれば良いかわからない...」という状態になっています。
そこでアンケートの本質に戻りますが、「お客様の必要性をリサーチする」これが重要で、なぜかといえば、「必要性=満たせばお金になる」からです。
ライバルが満たしていない必要性を埋めてあげれば、お客様を総取りすることができます。またライバルが気づいていないニッチなコンセプトを発見することができますので、売るのも楽になります。
つまり、アンケートとは、ライバルが満たせていない、
- 見込み客の不満や不安
- 見込み客の怒り
- 見込み客の目標や妄想
を聞くことです。利益を生み出すバックエンドのアイデアなどを探すために行なっています。ここがわかればアンケート(リサーチ)がやりやすくなると思います。
しかし、「あなたの悩みを聞かせて下さい!」とお客様に言ったところで「コイツ、なに言ってんの?」と思われるのが関の山です。もしくは突然そんな質問をされてもパッと本音が出てこない場合もあります。
そこで、魔法を使います。
- コンサルティング
- コーチング
- セッション
という魔法です。
実は「アンケート」という単語がリサーチを妨げています。
アンケート=奪われる・面倒
というイメージを人は持っています。例えば、街角で「アンケートに答えてください」と言われても、普通は面倒で
避けると思います。あなた何か商品を買ったあとに「品質の向上のためにアンケートにご協力ください」というハガキやメールが届いた経験があると思いますが、おそらく無視していると思います。
私もガン無視します。面倒くさいです。そして、そこまでその会社や商品に愛着がないので、品質の向上にも興味がありません。
唯一、答えるとしたら「面倒を上回るプレゼント」などがあった時だけです。「アンケートに答えたら100万円くれます」であれば、みんな答えると思います。
しかし、現実的に考えて私たちはそんな事はできません。またお金に釣られて来る見込み客は若干ですが、優良なS級見込み客とは現実が異なります。
私たちは
「アンケートを取ってリサーチしたい」
でも、お客様は、
「面倒で自分にメリットがない」
「情報を奪われるし怖い」
と思っています。
そこで、アンケートを、
- コンサルティング
- コーチング
- セッション
という魔法の言葉に変換します。
普通、コンサルといえば「お金を払って受けるもの」です。それを『無料』でやってあげるのです。
「あなたを無料コンサルをします。通常10万円ですが、最初の3人は無料です。今すぐ以下から無料コンサルを申し込んで下さい」
と言われたら、どうでしょうか?信頼残高に左右されますが、「奪われる」という気持ちは減ると思います。「アンケートをとります」よりも、得する気持ちになりませんか?
そうです、実はコンサル、コーチングなどは「お客様からお金をもらいながら悩みなどを吸い上げられる究極の商売」なのです。お金をもらいながら「次は何が売れるかな?」とリサーチできるのです。
コーチ、コンサル業の人でも、この最大のベネフィットに気づいている人はあまりいません。でも、本当に恐ろしいことです。「お金をもらってリサーチできる」のが、コンサル業なのです。
それを、私たちは無料(もしくは少額)でやってあげるのです。ネットアンケートができない人は、お客様をコンサルすれば良いのです。
コーチングという名前でも良いです。女性向けだと、セッションという言葉の方が受けが良い場合もあります。(女性はコンサルという言葉に馴染みがないので)
これはネットアンケートでも同じことがいえます。「無料メールコンサルを行います通常○万円ですが...」といえば、
奪われる→もらえる
という気持ちに変わります。
ただ、ここで1つ不安が生まれると思います。「コンサルなんてやった事がないし知識もないし、自分にできるのか不安...」そう思うかもしれません。しかし、コンサルは簡単です。
「コンサル=教える」と思っている人が多いのですが、実はコンサルとは「整理する」のが仕事です。
こう考えればわかりやすいかもしれません。あなたが何か悩みを持っていて友達に相談したとします。その時、大抵の場合は、実はすでに答えが出ていませんか?何かアドバイスが欲しいわけではなく、ただ、自分の考えを整理したり、あと押ししてもらいだけではないでしょうか?もしくは、単純に話を聞いてもらいたいだけではないでしょうか?
人は最初から答えを持っています。相談とは、分からないことを聞きたいのではなく、単純に話を聞いてもらいたいだけの場合の方が多いです。
夫婦喧嘩でよくあるパターンは、奥さんが悩みや愚痴を言った時に男性が「答え」をすぐに言うことです。これは遺伝子や男女の性格の差があるのですが
奥さん:「聞いてよ、今日近所の奥さんが...」
と愚痴をこぼしはじめると男性は、
夫:「あ~それならこうした方が良いよ」
とすぐに結論を出したがります。
しかし女性は、話すプロセス自体が好きで、別に答えが聞きたいわけではないので、よく夫婦喧嘩になります。
コンサルもこれに凄く似ているのですが、お客様は答えを聞きたいと言うよりは、
- 情報を整理してもらい
- 話や愚痴を聞いてもらい
- 後押ししてもらいたい
というのが本質なのです。
ですので、特殊な知識や経験、コンサルの技術なんて必要がないのです。
大切なのは「聞く」こと。もう少しいえば、上手に引き出してあげる「質問」さえできれば、いつでも誰でも最高のコンサルタントになれます。
ただし、高額を頂くプロのコンサルは様々な事例や経験や知識が必要ですが、私たちに必要な「必要性をリサーチする」ためのコンサルには、そんな特殊な技術は必要ありません。
「アンケートを取ること」は、あくまでプロセス(過程)であって、ゴール(目的)ではありません。バックエンド候補などをリサーチできれば、もっといえば、聞ければ何でも良いのです。
ここまではOKでしょうか?
では、「今日から見込み客にコンサルをしてバックエンド候補を3つリサーチして下さい」と言われたら、出来ますでしょうか?
- 見込み客の不満や不安
- 見込み客の怒り
- 見込み客の目標や妄想
これらを聞けば良いだけですので、できる人もいると思います。
しかし、まだ不安という人は次回テンプレートを公開します。さも、プロのコンサルのようでありながら密かに『必要性』をリサーチするテンプレです。