「歪み」=「お金」

ニュージーランドの『飛行機の案内ビデオ』は感動ものだと知っていますか?

どのエアラインでも飛行機に乗ると最初に緊急脱出時のアナウンスがあります。

  • 緊急時はここに逃げろとか
  • 酸素ボンベの使い方だとか
  • ライフベストのしまってある場所とか

どの飛行機に乗っても必ず避難時のビデオが流れると思います。...毎回、つまらなくて単調なビデオが放映されて誰も見ていないと思います。しかし、ニュージーランド航空はかなり面白いビデオを流すので、ついつい見てしまいます。

ニュージーランド航空のビデオは上手に「物語」を使っていました。

ある男性がニュージーランドに降り立ったシーンから始まります。すると、いきなり美人警官にナンパされパトカーに乗り込みます。パトカーと飛行機を掛け合わせて、ベルトをしろとか緊急時はこうしろとか物語で教えてくれます。面白おかしく上手に緊急脱出時のビデオを流してくれました。

ポイントはストーリー仕立てになっている事です。行きも帰りもつい見てしまう人が続出しています。

長時間の飛行機に乗った経験がある人はわかると思いますが、かなりの苦痛です。しかし、映画を見ていたら「いつの間にか到着した」という経験ある人も多いと思います。『物語は時間を麻痺』させてくれます。そして集中させてくれます。ニュージーランド航空の案内ビデオは不真面目に見えますが、エンタメと物語を上手に使いながら私たちに大事なことを伝えてくれます。

これは教育の分野では、とても大事なことだと思います。

  • 学校の先生
  • 塾の先生
  • コンサルタント
  • 情報起業家

なんでも良いのですが、「教える」という立場にある人は生徒を飽きさせない工夫が必要だと思います。教育者は、正しい知識を伝えれば良い訳ではなく「相手の行動を変えて結果を出させる」ここまでやって初めて教育者と呼べますし、お金をもらう資格があると思います。

そのため教育者は、エンタメや物語を組み合わせて楽しく行動させるスキルを磨いた方が良いなと思います。特に物語は重要なスキルですので読んだことがない人は是非一度『神話の法則』という書籍を読んでみてください。物語の書き方、話し方がわかると思います。

ただ、個人的にはニュージーランドよりも、やはり発展途上国の方が学びが多いです。発展途上国は、発見があるというより、日本の方が進んでいるので「日本ではすでに古くなったアレを持ち込めば儲かるな」と、私たち日本人はタイムマシーンに乗っていることに気がつけます。マレーシアに蚊取り線香と蚊帳(かや)を持ち込んだ人が、億万長者になったという話を聞いたことがあります。

長くなったので今日はこれくらいにしますが、伝えたかったことは「常に歪みを発見する能力を磨くこと」です。「セドラーになりましょう」という話です。(セドラーとはせどりをする人の事)

歪みはお金になります。そして歪みは、普段から意識している人にしか発見することができません。

  • 驚いたこと
  • もったいないと思ったこと

などは、常にメモする癖をつけてみて下さい。目の前に、大金が転がっていることに気づくと思います。

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